究極のエアロを探して

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PM9:00 赤城山山頂 「(久しぶりな雰囲気だな…。首都高とは違って当然ライトウエイトスポーツがメインだよな…) しかし人が多いな、交流戦でもやってるのか?」 「このギャラリーの数、バトルがあるに決まってるじゃない」 小早川は近くにいたS15のエンジンフードを開けていた人に話を聞いた 「ちょっと聞いて良いか?今日はバトルでもあるのか?」 S15の男は首を横に振った 「いや違うよ。確かにギャラリーが多いけどそうじゃないんだ」 「じゃあこの異様なギャラリーの数はなんなんだ?」 「君、県外の人?ここ最近WRC仕様のインプレッサで走る奴がいるんだ。GC8だけど赤城の高速ゾーンだと200キロ出すって噂なんだよ」 首都高の200km/hと峠の200km/hは次元が違う 「何!?ナンバーは?」 主要な峠の走り屋は小早川兄弟が潰している 新参の情報は是非とも聞きたかった 「ナンバーなんか付けてないよ、本当のターマック仕様のラリーカーさ、挑戦しようなんて考えちゃダメだよ」 「分かった、ありがとう」 美香は三人の中で一番驚いていた 「どこから持ってくるのよ、そんな代物!?」 島崎が思いもよらぬ提案をする 「そのインプとやらをブッちぎってみてよ、実戦のアレも見たいし」 「無茶だって!C1仕様でもワークスのラリーカー相手にワインディングでバトルなんて無理よ!」 しかし小早川は密かに燃えていた
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