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思い起こして欲しい
元々小早川兄弟及びRorrying Guyは関東を制覇した走り屋チーム
群馬県赤城山も無論関東エリアである
ここ一帯の常連より上手いのは言うまでもない
「いいぜ、86を持ってきて並べろ、ゴールはローラー滑り台の看板のところの駐車場前だ」
「(まあ定番のコースだな)わかった、よろしく。名前は?」
「内田だ。覚えときな」
その話を聞きつけギャラリーは各コーナーに殺到し他の車は一掃された
「やっぱ一般車はいないに限るな。二人共乗ってくれ、このまま帰るからさ」
「三人も乗ったらブレーキが…」
小早川はフッと笑った
「心配要らないって。峠に関しては自信があるし神林さんの設定したブレーキだから……!
さぁ、行くか!」
小早川は86をインプの横に並べた
「ツレを乗っけて三人乗りとは余裕だな。首都高では当たり前なのか?」
嫌味を込めた言い方だった
「いやいや、登って拾うのが面倒なだけさ
おい、そこの人!カウント頼む!」
ギャラリーの一人のGOサインと共に2台は白煙を上げダッシュした
4WDでラリー仕様のインプがリードし
86は少し遅れながらも86とは思えないダッシュをした
「インチキくせぇ、大抵のライトウェイトは第一コーナーまでのストレートで再起不可能な位離れるというのに…………」
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