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スタートの合図で加速する!
半車身程GTOが前に出た
パワーはあっても駆動方式の違いは0発進では不利だった
しかしパワーの差でGTOに並ぶ
コーナー入り口
小早川のいる左に10tトラックがいる
福住は道端が広いのでGTOがレコードラインを通れば楽々通れるのは明らかだった
ブレーキング開始時では小早川が前だ
「(こっちのが軽いし、ライン取りも最高だ
outlawってのは杞憂に終わるようだな)」
しかし、GTOは自殺的なスピードで突っ込む
刹那、86のハンドルから妙なキックバック
それと共に加速する車体
あまりの出来事に小早川の判断は少し遅れてしまった
「まさか……………ぶつけたのか!?
斜めから来てる…………回る!」
86はみるみるトレーラーに吸い込まれていく
ふと脳裏に蘇るチームすらも変えたあの出来事
「させるかぁっ!」
雄叫びと共に振り切る
小早川は大きくカウンターを当て、トレーラーの内輪差を利用しトレーラーの内側をすり抜ける!
「ホウ、アレを避けられるとはナ」
「あの野郎…!
いくら首都高だろうと、やっていいことと悪いことを知らないみたいだな!!!!」
小早川は平静を失いアクセル全開で左コーナーを曲がる!
アウト側の壁にテールをヒットさせ反動で立ち上がる!
「クリアされたのハ厄介ダナ。キレて自爆スル様子もない」
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