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決して橋脚の事から逃げていたわけではない、考えながらバトルするのは小早川にとってお手の物だが、考えても考えてもいいアイデアが浮かばなかった
ウダウダしていては他のPAが侵攻されてしまうのが首都高の常
銀座の支配率50%を切ったところで早速侵攻開始
とんとんと1レース目が開始される
その間にも小早川は考え続ける
「(フィーリング的には兄貴より進入スピードが上ってのがまずありえない………カメラかなんかだとは思うんだがそんなもの見えなかったし、1日何千と車が通るんだ。見つかってしまうはずだし第一設置はどうするんだ……?)」
そうしている間に小早川の順番である
ミスターオセロも入れて2人
情報収集の為には少ない
まず4人目
橋脚を差っ引いても小早川にとっては余裕なので前を牽制する程度で走る
走り初めて気付いたが異様なまでに一般車に混じるチューンドカーが多かった
「(不自然にスポーツカーが多い……新環状とC1のチームが合流する所だからと言って多すぎる。しかもマナーが悪い奴しかいない、一般車にぴったり併走している……)」
その頃敵陣にて不敵な笑みを溢す者がいた
Galaxy Racersリーダーミスターオセロである
「フフッ……我が自動車部員の数を甘く見ない方がいいぞ…」
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