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目の前の86の減速を見逃さず差した
「これから前に出る。そのつもりでな」
横からがら空きになったスペースに滑り込む白いRX-8
「かかった……」
ゴォォオオォオ!
フルスロットルで86は加速し始める!
「何を考えている!?こんなハイスピードで併走だと!」
「さて、集中力切らさずに並んで行かないとな……こうすれば妨害することも出来ずに空けるしかないんじゃないか?スペースを」
作戦はこうである
前に出せば走路妨害されかねない
後ろにいさせても別の方法で妨害されるし、S字で絶対に抜かれる
併走すれば小早川だけを器用に妨害することはできないので憂慮が1つなくなる
銀座は道幅が広いので2人くらいの実力なら全開で3台並んで通れる
あわてて無線に向かって怒鳴るミスターオセロ
「妨害もなんも無しだ!絶対に道を空けておけ!S字近くも左車線は絶対に空けておけよ!」
ミスターオセロは減速するも小早川は合わせる
おもいっきり減速すればいいのかもしれないが、86に離されるのは分かる
加速してもこの86のパワーに勝てるわけが無いのであった
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