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「ココロんちの帰り道にシンが俺にメールくれたんだよ。あいつ、すごい幸せそうで…だからココロ、一緒にシンのところに行こう?シンを見てやらなきゃダメだよ…」
言い終わると、透わ思い切り鼻をかんだ。
あたしわ今だにあまり実感がわかなくて、涙すら出てこないけど、透の真剣さが伝わって、
もしこれが本当に現実ならシンの死を受け止めなきゃと思って、
「…わかった。行くよ。1時間くらい、待ってもらってもいーい?準備するから…シンにわかわいい姿で逢いたいから…」
「わかった…1時間後に迎えに行くよ」
ツーツーていう、
電話が切れた音を確認してから、あたしわ携帯をとじた。
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