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あたしわもう一度、バイバイの意味で右手をあげた。
「うん…てゆっかさあー…」
シンがうつむく。
急に、何?
「冬休み、ぢゃん?」
「うん…それがどーかしたの?」
あ…
シン、鼻の頭も真っ赤だ。
「しばらく…会えなくなるわけだろ」
「うん。でもどーせ、みんなで遊ぶしょ」
頭の雪、払ってもらったし…払ってあげよーかな。
「…。」
妙な沈黙が続くもんだから、とりあえず頭の雪を払ってあげよーと、右手をのばそーとした、
そのとき。
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