660人が本棚に入れています
本棚に追加
そしたら…走ってくる、彼女の姿が見えたんだ。
ホッとして笑顔になれた!
『なんで?こんなに早くいるの?ビックリして、思わず、走っちゃったよ!』
えっ…???
時計は、20時の5分前。
「19時じゃなかった?」
思わず、普通に聞いたんだ。
『えっ…20時って言ったよ?まさか1時間も待ってたの?』
えっ…あの涙は一体…
けど、知ることが出来た。だからいい!
「待ってねぇ!」
首を横に振り、すぐに否定した。
『待ってたんだ♪そっか…』
嬉しそうに頷く彼女を見て…
ギューっと抱きしめた。
「いつも、待たせてごめん…」
俺の腕の中で、首を横に振り、泣いて"いいよ…"って、伝えてくる彼女が、改めて愛しいと思えた。
最初のコメントを投稿しよう!