幼馴染み

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秋穂「おはよ-ございます!」 大志が来てから一週間がたつ 大志はいったん地元に帰ってまた遊びに来るって行って出て行った あたしのお仕事はまた始まる 結城「秋穂チャン!今日は遅刻なし??(笑)」 そういえば初めて来た時から結構遅刻してたっけ… 秋穂「はい-今日は大丈夫です♪」 結城クンは脇役だけどvoiceに出ている 比呂「今日も遅刻しませんでしたって言えるようになれ。」 ドアのにもたれかかってシャツを直しながら言ったのは比呂だった 結城「千裕く-ん。君秋穂チャンにチョット厳しくない??」 比呂「俺は全員平等だ。」 こんな風に毒舌で言われたりするけど… 木村「はいはいそこ!喧嘩しない!81カットからいくよ。」 いそいでアフレコの用意をする 比呂「言う事きけよ…」 秋穂 「ぇ…でも…私そんなつもりじゃ…」 比呂の声にドキドキしてぶっ倒れそうになる 比呂「俺のコト好きなんだろ?」 秋穂「先輩のコトは好き!…だけど…」 比呂「けど?…けど何?」 木村「カット!!!」 はぁ… 最近は木村さんのカットの声を待っているような気がする… 声優が嫌なわけじゃない… この仕事は好きだけど… 比呂「相変わらず下手なのな。」 下を向いて答える 秋穂「すいません…」 やっぱり言われる このコトバにいっつもガックリする 比呂「でも…」 でも??? 比呂「マシになったんじゃね?」 左手を自分の顔にあてて横目で見て… チョット恥ずかしそうに比呂が言った それはあたしをチョットだけど認めてくれたっていうこと?? あたしの台詞を認めてくれたっていうこと?? そんなこと言われたら… めちゃめちゃ嬉しくなっちゃう… 涙が出る… 悲しい涙じゃなくて嬉しい涙… 比呂「泣くなよ」 秋穂「ぅ…ぅぇェ…」 比呂「だから変な声出すなって」 そう言って比呂はあたしの頭を自分のシャツに押しつけてよしよししてくれた たまに優しい比呂のこと… あたしはキライじゃないよ?? 比呂は多分あたしのことなんてキライだよね? 秋穂「ぁ…りがとうございッ…ヒック…ます…」 比呂「何言ってるか分かんね-よ。」 このとき多分比呂は笑ってくれてたよね? 真正面にいた誰かを見ながら…
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