主役

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ナルホド… 比呂が言ってるコトが理解できた 比呂「分かるか??」 秋穂「はい…」 そのあとも自分の下手な演技を聞き続けた 比呂とのかくの違いを思い知らされる 「大森さん。チョットいい???」 秋穂「はい?」 このひとはvoiceで一緒にしている羽鳥美和さん あたしより先輩であたしより上手い人 羽鳥「あのさ-主役交替しない???」 交替してくれない? じゃなくて交替しない? 秋穂「なんでですか…?」 チョット睨むようにして言う 羽鳥「ハッキリ言ったら下手すぎなのよ。」 下手って… それぐらい自覚してる 羽鳥「聞いてて恥ずかしくならなかった???」 恥ずかしかったよ 羽鳥「比呂とあんたはかくが違いすぎんのよ。」 それぐらい分かってる でも全部当たってるから言い返せない また泣きそうになってくる あたしって何のタメに声優なったんだっけ??? こんなコト言われるためになったの??? どんなコト言われたってこの主役だけは最後までやりたいよ… 比呂「羽鳥。オレにいえば?新人いじりして楽しい?」 羽鳥「えっ…比呂…あたしそんなつもりじゃ…」 比呂「ムカつくんだよな。そういうヤツ。」 羽鳥「だって!この子あまりにも下手すぎよ!比呂だって迷惑し…」 比呂「誰が迷惑って言った???」 羽鳥「言ってない…けど…」 比呂「消えろ。」 羽鳥さんは比呂の一言で部屋から出て言ってしまった 比呂… もしかして助けてくれた? 比呂「助けたわけじゃね-からな。たんにあ-ゆ-やつが気に入らね-だけだから。」 秋穂「うん…」 秋穂「でも…ありがと。」 キツい人でも優しい人 本当にそれだけですか??? なんかチョットだけ開けそうな気がします
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