98人が本棚に入れています
本棚に追加
2日目
この日も仕事は休みで大志とカラオケに行くことになった
大志「秋穂は何歌うん?」
秋穂「え-と、とりあえずランキング1位からドンドン制覇していこ-♪」
大志「ハハハ(笑)なんやそれ(笑)」
秋穂「いいじゃん?!大志は何歌う???」
大志「ん-そやな-まァ適当に(笑)」
あたし達は久しぶりに行くカラオケにストレス発散がてら大盛り上がり
カラオケなんて何年ぶりだろう?
中学のトキは大志と友達とかとよく一緒に行ってたな
大志「喉かわいた-!注文するわ!」
秋穂「じゃああたしも!」
大志「何飲む?」
秋穂「う-ん…サイダー♪」
大志「了解!!!」
ドリンクを注文してあたしが歌う番だったから歌ってた
ヴ-…ヴ-…ヴ-…
大志「秋穂-ケータイ鳴ってんでぇ-」
あたしは歌いながらケータイを大志から受け取った
誰だ?
知らない番号
電話だった
歌うのを止めて部屋から出た
秋穂「もしもし???」
ザー……
雑音が聞こえて来る
秋穂「もしも-し?」
ザー…ッの…い…
かすかに聞こえる声…
秋穂「はい???誰ですか???」
ザー…る…プツッ
切れた…
誰だよ?!
もういいや知らない番号だし
と思って部屋に戻ろうとしたらまた同じ番号から
一応でてみる
秋穂「はい?」
比呂「比呂だけど。さっき電波悪かったみたいで。」
え?!
比呂?!
なんで比呂?!
秋穂「えぁ(汗)何ですか?」
比呂「変な声出すんじゃね-よ。」
変な声って…
ビックリして声が裏返ってだけじゃん
比呂「いまからボイトレ行くぞ。大森も来るだろ?」
ボイトレとはボイストレーニングのことで、よく歌手とかがやってるのをテレビで見たりする
もちろん声優にもそれはある
秋穂「え…ごめんなさい…今日は用事で…」
比呂「来れないなんて言うんじゃないだろ-な???」
まだ途中までしか言っていないのに比呂はかぶさるように言ってくる
秋穂「あのぉ…」
大志「秋穂???」
遅かったからか心配して大志が出て来てくれた
比呂「来るよな???」
どうしよう…
でも…
秋穂「はい…」
比呂「はやく来い。分かったか?」
この人…
なんでこんなに強引なんだろう…
秋穂「はい…」
そう言って電話を切った…
大志怒るだろうな…
最初のコメントを投稿しよう!