久々のあいつの間抜け面は…変わってないな。

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取り敢えず黙って待ってみる。 . . . ぶっ!見る見るうちに赤くなりやがる。 俺は、始めは彼女の問いにどう応えようかとふと考えていた。 けど彼女を見ているうちに何だかコロコロと変わる彼女の表情に見入ってしまっていた。 見てて飽きんヤツだ。 下を向いた彼女の表情は、一層赤く染まっていた。 隠したつもりだろうが… 座ってる俺には丸見えだ、バカ。 とでも言ってやりたい。 こっちもつられて赤くなりそうだ! 「その事だが…まぁ、自然に解るまで放っておく事に俺はした。」 やっと口を開いて言った。 彼女はふぃと顔を上げると、 「考えてるなら、何で怒った顔するんですかーーー!」 と涙目で訴えてきた。 「すまんすまん。」 と素直に軽く謝っておく。 「さて、面白い顔も久々に見れたことだし、仕事にもどるぞ」 「おもっ?!……はぁ~い」 不服そうな顔した彼女は、切れの悪い返事をすると再び難しい顔して仕事に戻っていく。 不意に俺は彼女に近付いていき、彼女の顎を掴んだ。
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