久々のあいつの間抜け面は…変わってないな。

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そんな忙しい中、堂上と郁は新たにできたこの関係をいったい誰から伝えた方がよいのかと、度々物思いにふけり、悩んでいた。 別に二人が一緒になって悩んで相談をしている訳ではない。 が、結局は二人して、その答えを見いだせずにのたうち回る。 「「…ってか別に言わなくてもいいんだけどっ……て、え!?」」 ぼそりと呟いた双方の独り言は、ものの見事にハモった。 「ど、堂上教官…」 郁はじりじりと後ずさる。
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