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【コジュサで腕枕】
(小十郎が佐助に)
「寒くなってきたね~…」
「そうだな…」
隣の布団で猫のように丸くなっている佐助に自然と笑みが溢れる
「甲斐はまだ暖かい方なんだね…」
「奥州は寒い地域だからな」
忍の癖に佐助は寒いのは苦手だ
いつも冬の季節になると猫のように丸くなっている事が多くなる
「…くしゅっ!」
「佐助…寒いか…?」
両手を擦りあわせる佐助を眺めながら問掛ければ即答で寒い!と返ってきた
「来るか?」
布団を少し上げ聞くと佐助はモソモソと布団の中に入ってくる
腕を伸ばし腕枕をしてやると抱きついてくる
「暖かい…Vv」
佐助は俺に擦り寄ってくる
「クスクス…佐助は寒がりだな」
「小十郎がおかしいの!」
頬を膨らませる佐助に笑う
「クスクス、今度は佐助の為に甲斐にお邪魔するとするか」
そういうと佐助は笑い擦り寄ってくる
「まぁ、今日は寝ろ」
「うん…」
ゆっくり寝息を立て始める佐助
おやすみ、佐助…
end.
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