ケーキ屋さんのお話

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ところが、しょんぼりして背中を向けた若者を見て、こう言ったんだ。 「もしもし、お客様、時間が掛かるけど、待っていただけるなら、お作りしますよ。」 振り向いた若い男の人の笑顔のきれいだったこと、まるで天使みたいだったんだよ。 そして長い時間待って、若い男の人はバースデーケーキを嬉しそうに抱えて、 「あなたに祝福を。」 そう言って帰っていったんだ。
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