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ヘッドホンをかけ、目を閉じる。
真っ暗な世界に音だけが響く。
「世は音に満ちて」
何かのテレビの最後で言ってた。
こんな事を考えたことは無いかい?
目があるから光を受ける
口があるから声が出る
耳があるから音を聞く
1つの機能に対して1つの器官がある
感情に対する器官は?
やっぱり脳だよね
解剖学は脳を理解できるのか?
全ての器官からの電気信号を脳が処理して個人たるものに出力して世界を見せる
個人の思考など基を「精神」とするならパソコンでいうBIOSそれに「脳」というOSやマザーボドが載り、その周りに目や耳など各種I/Oインターフェースが付属する。
脳を経由しなければ知覚できない。
人が脳を解剖して謎を解き明かすとするならそれは「脳が脳を理解する」事となり、「自分が自分を知る」みたいな、それよりもっと凄いことになるんだと思う。
例えるなら
宇宙に果てがあるのか無いのか。
「宇宙」という存在を知り、それを考える。それはある脳内に描かれる世界。
宇宙は脳より小さいのだ。
脳を解き明かすのは宇宙・一つの世界を解き明かすも同意なのである。
変な例えだが、木が木を切り裂いて中がどうなってるか
犬が犬を解剖して中身を知りたがるか、
自分を解剖するなんて人間くらいしかしないのではないかな。
人は個人の意思で動いてるように見えて実は、DNAの意思で動いてるなんて話もある。
ハリガネムシに寄生されたカマキリは操られ水辺で死ぬ。
ハリガネムシの繁殖の為の乗り物となる。
それと同じで人はDNAの乗り物で、DNA自体が生存と繁栄を目的に活動しているという。
だとしたら、DNAは淋しがりやで、なんで自分が居るのか知りたくなったのかな。
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