∮クリスマス・イヴ∮
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「お返しー、何もないよー?」 奈央はバッグの中を探しながら、心配そうに言った。 「そんなのいいよ!俺がプレゼントしたかったんだから」 智彦は無邪気に笑った。 「でも……」 しょんぼりする奈央に、智彦が付け加えた。 「じゃあ……、ホッペにチュなんてどお?」 「いいよ!じゃあ、目瞑ってて!」 奈央は、智彦に顔を近付けた。 そして…… え? 奈央……ちゃん……?!
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