第一章 過去(小学校)

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昭和63年5月19日。私は浅草で生まれた。 母親と父親とぉ姉ちゃん。普通の三人家族。この頃の記憶はなく私の記憶は小学生に飛ぶ。 引っ越して千葉県に住みはじめた。そして小学校入学。 ねぇね(ぉ姉ちゃん)とは6つ違ぅから一緒に学校に行った事はなかったし会話すらなかった。 親は共働き。鍵っ子だったけど幸せだった。 でも、なぜか父親はよく怪我をして家にいた。今なら分かる。父親は本職のほかに当たり屋をやっていた。 小学二年生になって引っ越しする事になった。 転校はするけど遠くはなかったし、何よりアパートから一軒家だった。自分の部屋がもてるし犬も飼える。 私の部屋は二階の階段の前にした。 みんなで壁の色やカウンターをつけよぅとか話し合って決めた。 その頃からねぇねはあまり帰ってこなくなった。 しばらくして引っ越し、転校もして色々楽しかった。でも、そんな幸せなんてすぐに壊れる。 ねぇねが家を出た。 そんな仲良くなかったのに悲しくて泣いていた。で も、すぐ会えるからって言われてその言葉を信じた。 一週間くらぃたった日、学校から帰ると父親が車に乗ろうとしていた。 「パパ!!ただぃま!!」 父親の腕に抱きついた瞬間つきとばされた。 父親はそのまま車に乗って行ってしまった。 ビックリしたけど (パパ怒ってたのかな)なんて思いながら家の鍵を開けた。 何日たっても父親の 「ただいま」は聞こえてこなかった。 私は(仕事が忙しいんだって思っていた。)
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