[迷走]

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 そんなころ、蒼はと言うと… 「…で俺にどうしろと」 「少しだけ力を貸して頂けませんか?」 「 merit は?」 「たまに僕が、夢に遊びに行くっていうのはどうです?」 「NOだ。そんなのお前がしたいだけだろ」 「じゃぁ、この間の貸しチャラでいいですよぉ」 「貸し?」 「えぇ、悪夢払い」 「あの一回だけじゃねぇか」 「ダメですか?」 「わりに合わねぇ」 「そこは友情割引で」 「考えとく」 「じゃあまた今夜にでも…」 「そんな直ぐにはなぁ」 「ダメですよ。だって時間無いんですから」 「しょうがない。受けてやる」 「本当ですか」 「ただし、いつものを三倍だ」 「えぇ~」 「えぇ~じゃない。これでも破格だ」 「しょうがないですね。用意します」 「契約成立」 「それじゃ、頼みましたよ」 「まかせろ」 そうして謎の会話を終了した。
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