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[聖域]
俺が窓の外を眺めていると、校門に一台の黒いスポーツcarが止まった。
周りがそれに気づきざわめいた。
そして、中から出てきた人物に悲鳴に近い歓声が上がった。その人物とは蒼さんだった。
【蒼さん?…!!】
車を降りて、校舎側に寄って来た。そして何を考えたのか、思いっきり叫び出した。
「秀明!今すぐ出てこい!お前に見せたいもんがある!」
そしてそれを見ていた俺を見つけ、こちらに手を振って合図してきた。
「早く来い」
周りは、まださわついていたが、そんな事が気にならないくらい校門に駆け出していた。
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