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ハキの悩み
ハキは嫌われてはいないし、モテる人であった。
でもハキには悩みがあった。
リスカ癖である。
思春期からなった。
寮に入ってから無くなったのに再発してしまった。
だが、精神科にはいっていない。
皆気付いていないから。
これ以上皆に心配かけたくないと自分だけで解決しようとした。
でもできない。
だからリスカになってしまう。
ハキの心は繊細であった。
信じたいと思っても信じにくい。
軽い鬱になっていた。
またハキが自分の部屋でリスカする。
そこに管理人が来てしまった。
あまりにもタイミングが悪い。
ハキは声を震わせて
「何しに来たの?」
「何してるの?はこっちのセリフだよ!!」
「どうだっていいでしょ!!」
「いい訳がない!!」
怒りに怒った管理人はハキの腕をつかんでマジマジと見た。
「リストカットばっかり・・・。何かあったのか?」
「・・・何もないよ。」
「何もないわけがない。」
「・・・癖だよ。」
「は?」
「小6からの癖だよ。」
「何で・・・。入ったときはそんなのなかったのに・・・。精神科行ったか?」
「ううん。」
「なんで。」
「いいじゃん。」
ハキは部屋を出た。
管理人はハキがおかしいのに気付く。
「これは無理にでも精神科に連れていかなくては・・・。」
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