いじめられたピアノ

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何とか解決。・・・ということはできない。 いじめを無くさねば意味がない。 管理人は考えた。 「みんなに訴える・・・」 寮メンバーにはピアノと同じクラスは副管理人しかいない。 管理人は副管理人に依頼をした。 副管理人は許可した。 だが、管理人は一言付け足した。 [ピアノには秘密にする] と。 少し辛いことであった。 「なんで?」 とっさに副管理人が言った。 「自分で考えろよ。」 管理人からのキツイ一言だった。 これには副管理人も黙るしかない。 気配を感じた。 とっさに後ろを見る。 ハキだった。 ピアノの一番友達だから悲しそうな顔をした。 「ごめん、聞いちゃいけなかった?」 ハキが喋る。 二人は首を横に振った。
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