いじめから始まる事件

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ピアノ以外が寮に着くと、周りの空気が静まり返っていた。 みんなの顔がどんよりとしている。 ブルルルルル 電話がなった。 「警察のものですが・・・。」 「えっ・・・。」 管理人は驚く。 「お宅の住人さんが万引きをして去っていきました。」 「だっ、誰ですか?」 「貴方の寮の一人です。」 「だ・か・ら誰ですか。」 「・・・。」 何かがおかしい。 普通なら名前を言うはずだ。 なのに言わない。 管理人は周りに相談した。 「振り込め詐欺?」 普通に副管理人がいった。 管理人は勇気を出して 「何円か振り込めと?」 ときく。 「はい。」 「何円ですか?」 「50万。」 「はぁ?!」 以外と高額請求だ。 しかも皆中学生だからそんなお金をためることはできない。 「振り込まないと?」 管理人が聞く。 「さぁ。」 向こうの口調が変わった。 「どうなるんですか?」 怒りながら言うと 「千春は俺の者。」 「何だって?!」 誘拐だ。 厄介な誘拐である。 まだ話は続く。 「午後6時に千春がいた公園で50万持って来い。警察や探偵は呼ぶと千春を殺す。いいな。」 「今から約一時間後?!」 今は5時。時間がない。 ガチャン 電話が切れた。 「大変なことになった・・・。」 「えっ?!」 「ピアノが誘拐された・・・。」 「嘘・・・。」。」 皆が驚く。
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