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ムリア:「はーっはっはっはっはっ!!」
ドイツの端っこにある小さなラボ内に笑い声が響き渡った。
ムリア:「ふっふっふっ…この作戦なら確実にサンタを捕まえ、事実を全て吐かせる事ができるはず…。これで私を笑った奴らを後悔させてやる!4日後が楽しみだぁ!はぁっはっはっはっ…」
ムリアが2年かけて考えた作戦は、意外にも単純なものだった。
その作戦とは、狭く汚い煙突付きの家につぎはぎだらけの服を着た3人の子供だけを住ませ、紙に欲しい物を書き、靴下を置いておく、という物だった。
ムリアは子供の中でも哀れで貧乏ないい子のところにサンタが来る確率が高いと考えたからだ。
そして家の中にサンタが入ってきたところを隠れていたムリアが捕まえる、というだけの誰でも思い付きそうな作戦だった。
しかしもちろんそんな事の為に我が子を差し出してくれる親なんているわけがない。
協力してくれた人に謝礼金、というのも貧乏なムリアには無理な話しだった。
その為ムリアは人の道を反れた行為を実行してしまったのだ。
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