∞ぶろろーぐ∞
2/4
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
「ハァハァ…… 逃げなくちゃ!! 逃げなくちゃ……」 子供は疲れていた。 お腹を空かせていた。 身体中は傷だらけだった。 月の明かりも届かない鬱蒼とした森を、木の根や蔓に足を取られ、何度も転びながらも茂みの中を走り抜けた。 親元を離れるにはまだ幼いその子供は、家に帰りたいと願っても、それはもう叶わぬ事と知っていた。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
33人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!