守りたい人
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<雄大サイド> 皆が立ち去ってくれて、俺は千鶴を待っていた。 (――千鶴、か…。) 眉間には自然と皺が寄る。 「話をしなかった俺が悪いよな…。」 その声はやけに響いた。 屋上の扉が開いて、千鶴が入ってきたのはその直後だった。 「久しぶりね、雄大。」 千鶴は雄大をまっすぐ見つめ、冷ややかに微笑んだ。 [守りたい人]-END-
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