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<優サイド>
「やっぱり気になるよぉ!」
優はさっきから唸ったり叫んだりしながら、なぜか晃を激しく揺さ振ったり、真や進、清司にまで殴り掛かったりするものだから、六人は手をやいていた。
智「優さん、ガマンガマン。」
翔太「そうそう!」
進&真「「気晴らしにゲーセンでも行く?
翔太先輩のおごりで♪」」
翔太「え゛ぇぇえっ!?」
「気分じゃないよ…」
優はどこか上の空で、俯いた。
(気になって気になって…)
清司「優……」
複雑な表情をしながら清司は優を見つめた。
晃「…………。」
晃も複雑そうに清司を見た。
清司「そんなに雄大が気になるか?」
「え……?」
(清司、どうしたんだろう。なんだか哀しそう…。)
清司「いや…なんでもない。」
清司は微笑んだが、それは無理して笑っているように見えた。
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