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晃「そういえば千鶴ってさ、雄大の元カノの妹と同じ名前だよね。」
晃はふと思い出したかのように話した。
清司「あ、そういえばそうだな…玲子さんの。」
翔太「だとしたらヤバくない?雄大、結構責任感じてたみたいだし。」
三人のやり取りを聞いて、優は無意識に走りだしていた。
…が、数百メートル走ったところで、優は後ろからがしっと抱きしめられた。
「悪いけど、行かせないよ?」
その声は真だった。
耳元で囁かれて、優はビクッと反応した。
「…あれ?優もしかして、耳弱いの?」
優の耳に、真の唇がわずかに触れた。
「んっ///」
優は顔を赤くして暴れた。
「ちょ…そんなかわいい反応されたら、ヤバイじゃん。」
真は優の反応を見て苦笑した。
優はきょとんとしている。
「……欲情するって言ってんの。」
真は言いながら優の耳をかぷっとくわえた。
「!?!?」
その直後、優の肘から強烈な攻撃が真の腹めがけて繰り出され、真は力を緩め悶絶した。
その隙に優は逃げ出した。
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