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~放課後~
優は真っ先に家に帰り、慌てて着替えをして家を飛び出した。
猛スピードだ。
「ごめんね晃君…待った??」
校門で待っている晃に声をかける。
もちろん、雄大と翔太、清司も一緒にいる。
「中谷サン?
え…、なんで武装してんの??」
「??…だって、デートですから…」
晃の問い掛けに、優は不思議そうに答えた。
((((意味不明だよ…!!))))
「……デートって気合を入れなければならないと、他の女子が話していました。
精一杯の気合ですが。」
((((気合の入れ方が違うってば!!!!))))
「……クッ…アハハハハハハハ…!」
やがて耐え切れなかったのか晃が爆笑した。
「き、君みたいな子初めてだ…俺、マジで付き合いたい…遊び抜きで。」
晃は優に言いながら、三人を見た。
それは、優を本気で手に入れたいという宣言だった。
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