中谷 優、登場!

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AM 7時30分 「いけない、遅刻しちゃう…。」 まさか4人のターゲットになったとは知らない当の本人、中谷 優は慌てて制服に着替え始めた。 そう、今日からやっと登校できるのだ。 「楽しみだなぁ…みちると同じクラスだし。」 何も知らないこの時は、まさに嵐の前の静けさだった。 AM 8時10分 ふぁ~……。 雄大は眠そうにあくびした。 「おはよー。眠そうだね雄大。 あれ、晃は??」 「はよ…まあな。 んー?晃はなんか先に行ってくれってよ。 翔太こそ、清司はどうしたんだよ?」 「なんか、先に行ったみたい。」 「ふーん……」 それならと、どちらが言うわけでもなく二人は歩き出した。
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