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「……だから、やめてくださいっ!」
校門に二人が着く前に、嫌がっている女の声が聞こえた。
見ると、清楚な感じの女が、校門からちょっと離れた場所でナンパされている。
「あー…あれ、同じクラスのみちるさんだぁ。
雄大、どうするー?」
思わず二人は立ち止まり、様子を窺った。
「ん~……助けるのはいいけど、後がダリィんだよな。
どうすっかな……」
雄大はめんどくさそうに頭をかいた。
喧嘩っ早い雄大だが、助けた後の処理は面倒だった。
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