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あの時、止めれば良かったんだ。
日差しの中に消えて行くアンタを俺は止められなかった。
そして…。
アンタは、軍に襲われて…。
「自由」を求めた据えに必死に戦ってた。
飛び交う銃弾。
空から降るミサイルの攻撃から逃げて、軍を倒して…。
なのに、求めた物が大きすぎたせいで、軍の一方的な攻撃にアンタは負けた。
そして、俺はアンタが倒れてるのを見た。
雨の中で俺にアンタは笑いかけてこう言った。
「…お前が…俺の生きた…証…」
生きた証。
生きた証なんて言うなよ。
アンタは俺に友達って言った。
でも、俺はアンタを…。
それなのに、アンタは笑いながら深い眠りについた。
だから俺も…。
「おやすみ…」
俺はアンタを忘れない。
絶対に忘れない…。
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