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何を言おうか考えていると、その人物が噴水の周りを回って僕のところまでやってきた。
「あ…あの…きみは…一体…?」
『フフッ 変わってないね。なんか安心した。』
そう言ったその人物を、近くでよく見たら、真っ白なワンピースで、ものすごく薄着な事に驚いた。
「うわっ!きみ、すごく薄着じゃないか!!」
急いで僕の上着をその子に掛けた。
驚くほどに冷たくなっていたその肩を思わずさすっていた。
「きみ、いつからあそこに?!こんなに冷え切ってるじゃないか!」
『…クスッ 大丈夫だよ。あたし、平熱低いからw』
にっこりと笑ったその笑顔は、どこか懐かしい感じがした……
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