スタート

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今日もまた新しい風がふく。 私は今、この風と共に新たなステージへと踏み出そうとしている。 「朱里!」 そう名前を読んできたのは友達の悠だ。 「朱里ってば!」 「え!?…あ!なに??」 呼ばれている事に今気づき、慌てて悠に聞き返す。 「ねぇねぇ!カッコイイ人見つかった!?」 そう言われるも、私は 「まだいなくてさぁ;中々見つかんないよ…;」 苦笑いしながら悠へ返事を返した。 だけど私には気になるヒトがもういた。 そのヒトは私達と同じ1年生ではなく、二つ上の3年生だ。 そんなにチャラチャラしてる訳でもなく…ドチラかといえば結構しっかりしているほうだ。 髪の色はきれいな黒。身長は…おそらく175ないだろう。 筋肉もさほどついていない。 だけどおとなしい訳じゃない。 だけどそのヒトにはすでに彼女が現た…。
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