梯[ハシゴ]
4/21
読書設定
目次
前へ
/
46ページ
次へ
先が見えない。 いや、涙のせいじゃない。 斜めに立ててあった脚立が垂直に立っている。 一人で。 「むむ?」 それは脚立というか…梯? 目の前に立つそれは明らかにホームセンターで買ったやつだが…こんなに高かったか。 そいつは既に一本の梯と化しており、その先はどんよりとした灰色の曇空に向かっていた。 喉が締め付けられるくらい上を見ても頂上が見えない。 俺はぼんやりと口を開けて梯を見ていた。
/
46ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!