第2話:運命的な出会い

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窓際のシートに座ると、さっきの彼は私の隣に座った。 彼は、こっちを向いて気さくに話しかけてくる。 「沖縄へ旅行に行くの?」 私の手元にあるガイドブックを見たのだろう。 『ええ…。』 「1人で?」 『1人で…。』 矢継ぎ早に彼の口から質問が飛んでくる。 新手のナンパだろうか? 笑顔で質問してくれる彼に対して、舞い上がっているのか、何を答えているのか解らない自分がここにいた。  
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