春風

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「…久我ぁああああああ!!!!!!」 そんな叫び声が教室に轟き、鼓膜を刺激した。 いい気持ちでうたた寝をしていたあたしが飛び起きると、こめかみの血管がピクピク動いてる化学の先生が目の前に。 先生、またハゲるよ(オイ 「聞いてんのか久我!!!」 『%&§☆●$℃…うぁはいぃいいい!!!』 「後で職員室に来い!!!」 そんなやりとりが行われたのは、確かお昼を食べて気持ちい~い時間帯の5限。 お腹もふくれてるし授業はわからないしてうたた寝してたら怒られた。 そりゃ素直に職員室に行って怒鳴られたさ。 …ツバ飛ばすなって思いながらね! 「何回怒られたらわかるんだお前は?」 『なぁ~ぜか意識がどっか飛んじゃうんですよ。先生も経験あるっしょ?』 「まぁ確かに俺も…ってそうじゃないだろう!!!!」 普段の生活態度とか 化学と他の教科との成績の差とか こっぴど~く叱られましたさ。 まぁそれでも? 自分が悪いから黙って(?)聞いてたともさ。 「お前が入学してから俺の気が休まる時がない!!!!」 『あっ大丈夫ですよ来年から先生の授業選択しませんから』 「そういう問題じゃないだろ!!お前はいつもいつもいつも!!!!!」 ほら? やっぱ授業中寝てる方が悪いじゃん? だからさぁ、反省文の用紙もきちんと受けとりました。 「明日までに書き上げてこいよ!」 『は~い』 …ハイ。 これからが問題だったんです…! +
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