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あっ申し遅れました。
あたしの名前は久我 ミズキ。
只今花の女子高生まっさかり!(…)
「…で、それをホントに提出したわけ?」
『もちろん』
「…ミズキ最高ッ!!!!!」
『ぅあっ!!!!』
ガバッと覆い被さってくるこの女の子はアリサ。
容姿端麗
成績優秀
運動音痴
の、三拍子がそろった凄い子!
(あれ?ちょっと違うか?)
そしてあたしはアリサの親友やってます。
「あ~マジでセンス無いねこの反省文」
『お黙り』
「いやぁ、やっぱいい根性してるよ」
『お褒め頂きそりゃどうも。』
昨日渡された反省文。
あたしは二時間かけて書き上げましたとも!
それなのに…何故か、職員室に再び呼び出し☆←
『うーん、完璧じゃないこの反省文?』
「ある意味ね」
あたしが書いた反省文×5。
当然そんなだらだらと語るつもりはありません!
まぁ、わかるでしょ?
一枚一枚に大きく
“す み ま せ ん”
って一文字ずつ書きました。
鉛筆じゃ見えないだろうと思って、墨で。
あぁ大丈夫、あたし書道得意だから!!
『傑作じゃん!』
「ある意味ね」
『とっても誠意が込められてると思わない!?』
「…少し怒られてくるといいよ」
笑顔でいい放つアリサ。
ヒドイなぁ~。
まぁ一理あるけどね。
ってな訳でイヤイヤ怒られに向かってます。
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