リオ

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学校から帰ってきたリオはピアノを弾く。 それだけがリオの安らぎ。求めていたもの。 リオにとってピアノはリオの存在を示す唯一のものだった。 他に何もいらない。 重なりあう音さえあればいい。 それを創りだすのはリオでそれを奏でるのもリオだった。 リオの中には常に音が響いている。
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