ため息

5/11
前へ
/33ページ
次へ
何処を見渡しても 誰も居ない。 俺は 「おかしいなぁ」 と呟き,諦めて帰ろうとした。 「……ちょっと…待て…」 小さく 低く重い声が 公園の隅から聞こえた。 俺は薄暗い街灯の明かりと声が聞こえた方向を頼りに,もう一度 見渡してみた。 「……こっちだ…」 俺は人影を見つけ,そっちへ駆け寄った。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

291人が本棚に入れています
本棚に追加