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「もしさあ、クリスマスに雪が降ったら。僕と付き合ってくれる?」
ちょっと、望みはなかったりするんだけど。
彼女には彼氏がいる。
僕のセリフに彼女はポカーンとしている。
「もしも。今日、奇跡が起きたらだよ」
雪がふるってのも、確率的になさそうだ。
シベリア寒気団召喚!とか出来たらいいんだけど、無理だし。
なんで見込みの薄い賭けにでたかなぁ、僕。
「雪が降ったら、考えてもいいよ」
彼女は、笑顔でOKした。雪は降らないだろう。だから、これまでのままだ。それだから、いいよって言うのだろう。
自分で振ったネタだけど、ちょっと悔しいなぁ。
…さあ、どうやって雪を降らそうか?
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