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11月24日
P.M11:00
クリスマスまであと1ヶ月。
ここはある女の子の部屋である
まあ23歳なんで女の子と呼ぶのも難しくなってきた年頃…咲の部屋。
今日もまた咲はベランダに出て夜の空を見つめながら一人考え込んでいた。
「ハァ~ヤバいヤバい…ヤバい!!このままじゃクリスマスに過ごしてくれる彼氏がいないじゃん!」
どうやら咲は追い詰められている様子。
周りの友達はみんな彼氏との予定で忙しいらしく咲に構ってくれる心優しい友達もいないのだ
まあそれも仕方ない……。
結婚も意識しちゃう年頃なんでみんな必死なんだもんね
だからこそ!
咲は今年こそは素敵なイブの夜を迎えてみたいと思っていた
そんな咲は透き通った冬の星空を見上げながらブツブツとお願い事をし始めた。
「あぁ!神様仏様!今年こそは甘くて素敵なイブの夜がすごしたいです!」
咲はそうつぶやくと…
今度は冷えきった手を合わせて夜空中に響き渡りそうな声で…
「彼氏が欲しいっっっっ」と叫んでいた。
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