1.冬の始まりに

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満は店の様子を眺めると悟にカウンターを任せて裏の厨房の方に入っていった。 「悟。焼酎湯割りのおかわり~」 少しほろ酔い加減になってきた博之が悟に言う。 サルスーツを着て顔が赤くなっているので回りの客も楽しそうに博之をみていた。 しばらくすると満が厨房から出てきた。 「満さん。どうしたんですか!」 出てきた満の姿を見て悟が声をあげた。 厨房から出てきた満はサンタクロースの格好をしていたのだ。 「厨房の棚にこの服があるのを思いだしたから…。とりあえずウケねらいかな」 博之達に刺激された満は冗談でサンタクロースの格好に着替えてたのだ。
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