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カーテンを開けたら、お日様と目があった。
「眩しい…」
東向きの部屋なんだ…。
つい自分の部屋と同じ感覚で開けたから、目の前が真っ白になった感じがした。
目を閉じると太陽の光の残像が目のなかで動き回る。
目を開けて何気なく、庭を見た。
「あっ！」
あの人、昨日の…。
見つけた！！
庭を歩いてる着物姿の男の人。
思わず走り出した。
部屋を出て階段を駆けおりる。
捕まえてやる！
玄関のおばあちゃんのサンダルを履いてそのまま玄関を開けて外へ…。
確かにいた。
自分の正しさを立証するべく庭に向かう。
「いたっ！」
ちょうど畑の奥の倉に向かってる後ろ姿を見つけた。
白っぽい着物に、袴。
相手は気付いてないみたいだ。
一気に駆け寄った。
「ちょっとあんた！」
呼び止めると着物姿の男の人は振り返った。
「私…ですか？」
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