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朝食は目玉焼きにウィンナー、焼き鮭。
そして、お味噌汁とご飯。
お父さんと二人の頃はいつも私が作ってた。
パンとか手がかからないものだったけど、なんだかんだ話ながら二人で食べてたご飯。
今は二人でご飯を食べることなんかなくなった。
「ぼくね、夢みたんだよ!おっきいロボットがドカーンドカーンって歩いてバーってカラスがたくさん飛んできたの!」
昂くんが突然話しはじめた。
どんな夢だよ!
でも楽しそうに笑ってるからいいや。
「…私も見たなあ…」
「おねえちゃんも?おんなじの?」
ウィンナーにフォークを突き刺しながらキラキラ瞳を輝かせて昂ちゃんが私を見上げる。
お父さんもお母さんも私を見ていた。
「残念ながら覚えてないんだよね。でもおねえちゃんの夢にはロボットはでてこなかったなぁ」
なんとなく気まずくなってお味噌汁をすすった。
覚えてるのは哀しそうな声だけ。
夢だったのかな?
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