三日目

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三日目

家の庭で体格のいい男の人がニコニコ笑って、おむすびを渡す。 庭を掃いていた少年は嬉しそうに笑っておにぎりをもらって食べいた。 「おいしい!!」 心和む光景と、まだ声変わり前なのか少し高い声。 少年の頭をなでる大きい手。 家の中に、もう一人その様子をみている人がいた。 のどかな風景…。 あの少年は…昨日田んぼを歩いていた…子? 昨日より、大きくなっている。 でも、似ている気がする…。 ここ、どこだろう? 道は舗装されていなく、土が見え草が生い茂っている。 わかるのは、平和な田舎の光景。 幼い少年は砂埃と汗にまみれつつも、輝いた瞳をしていた。 真っ直ぐと未来を見つめる瞳。 あどけなく笑い、庭掃除をする姿が愛らしい。 この世の汚れを知らない瞳。 何かを信じて真っすぐに生きているように見えた…。
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