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まぁ…俺の事はこのくらいにして。 彼はいったい誰なんだろ? 名前を聞いておけば良かった…。 ココに来てたらまた彼に会えるだろうか? など考えながら歩いてると不意に肩を叩かれた。 「??」 振り返った所に居たのは俺の趣味を知る唯一の友人【玖珂 誠(クガ マコト)】だった。 「よっ!こんなとこで何してんだ?」 ラフな格好をして髪を茶金髪に染めてる玖珂。 コイツは軽く見えるが銀行員をしている。 「玖珂か…別に歩いてただけだが!?」 「それにしては‘心此処にあらず’だったな。」 俺の答えにニヤニヤしながら言ってくる。 コイツに隠し事は出来ない。
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