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着替えてからベッドには行かず近くにある椅子に座る。
あっちなみに病室は個室だったんだ。
少し椅子に座り休憩してから備え付けの棚から本を出してベッドの上に上がり本を読む。
コンコン
10分くらいしてから病室のドアが叩かれた。
「はぁい。どうぞ。」
俺は本に視線を落としながらノックに答えた。
病室のドアが開いて入って来たのは白衣を着た中年の医師…俺の担当医だ。
「やぁ南雲君…ちゃんと時間通りに帰って来たみたいだね。」
担当医の名前は【麻生(アソウ)】
「麻生先生。当然じゃんよ。その約束で散歩許可くれたの先生じゃねぇ。」
俺は本から顔を上げて麻生先生を見てニカッと笑った。
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