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「え~動いたらダメなん?」 俺は思いっきり不満の声を先生にぶつけてみた。 「あのなぁ…君は一応、病人でしょうが…病人は大人しくしていなさい。」 先生は呆れたように言って俺の頭をポンポンと叩いた。 「っう~……仕方ない。今日は大人しくしとくよ。」 (ちょっと疲れたしな。) 俺の返事を聞いた先生は「いつも大人しくしてくれたらなぁ」って言ってから部屋を出て行った。 俺はそのままベットに転がりながらさっき会った美形男の事を思い出してたんだ。 (めちゃくちゃカッコ良かったなぁ…あれだけかっこいいとマジモテまくりなんだろうなぁ……羨ましい…) なんて考えながら俺はそのまま夕食の時間まで寝る事にした。 この時はまだあんな恋をするなんてちっとも考えてなくてただ単純に「また会えたらいいなぁ」としか思ってなかった。
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