~マトーヤの洞窟~

3/3
前へ
/50ページ
次へ
「どうだいシモーヌ、今回のは今までと違って、2000ページ超の大作になるんだ。」 「あなたのペースは一日に2枚、しかも週に4日は寝てるだけ。 それで、海の水が干上がる前に完成するの?」 「おおお、シモ~~~ヌ 色々と考えることがあるんだー! より良い作品を仕上げるため、当社は努力の甲斐あって発売をやむなく延期なんだー! それに僕の脳裏には、毎晩、毎晩、君の…… シモーヌ!!!!」 「やめて、パブロ!私急いでいるの。 あなたもいそがしいんじゃなくて?」 「おおお、シモ~~ヌ、君の言うとおりさ…… だけど、その……なんて言うかなぁ、 もし僕のこの作品が出版されたら……」 「言わないで、パブロ、わかってるわ。 だけどもう少し考えさせて。 私、今日はもう行かなくちゃいけないの。」 「おお、シモ~~ヌウヴァテュ~ ジュテ~~~~~~~~~~ム ケスコンヴァフェールドゥマ~~ン」
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加